独学合格した私が95%解消できた!繰り返し間違える問題への対処法
近所に、美味しいこってりだけど野菜もりもりのラーメン屋ができて欲しいかのこです。
勉強を進めて、演習に入ると何回解いても間違えてしまう問題ってありますよね。
それに対する対処法ってみなさんそれぞれあると思います。
でも、なかなか効果が出ないというみなさん。
私が95%解決できた対処法をお伝えします!
それは……ダダン!
何故間違っているのか、ストーリー性を演出して頭に入れる
ストーリー性を演出ってどういう意味??
つまり、与えられたものを点で頭に入れず、情報を噛み砕いて点を線で繋ぐのです。
??チョット何言ッテルカワカラナイ
ですよね。順番に説明しましょう!
繰り返し間違える問題への誤った3つの対処法
繰り返し間違える問題に対して、どのような方法で頭にインプットしていますか?
最初は参考書の該当ページをみて理解を図るのですが、3回4回間違えると、だんだん冷静ではいられなくなって、以下のような対処法をしていること多いのでは?
誤った対処法① 解説丸写し
テキスト読んでも間違え続けるなら、丸暗記しかない!と、解説の言葉を丸写ししてなんとか頭に入れようとしていませんか?
繰り返し書いて、ポイントのところを声に出して読んだり……間違えたところほど丸暗記は期待できません。
誤った対処法② 間違った箇所まとめノート
間違えたところをまとめるノートを作ってる方も多いのでは?
試験直前に確認し、同じ間違えはしないぞ!と綺麗にまとめノートを作ったり。
まとめノートを作ること自体は問題がないのですが、まとめ方はどうですか?
本当に間違ったところをまとめただけだとしたら、そのノートあまり意味はないかもしれません。後で見返してなんのことか分かります??結局それって丸暗記の単語帳と同じようなものになってませんか?
誤った対処法③ テキストに線引きまくり
これは間違い続ける問題だけでなく、テキストに最初に取り組む時からの鉄則ですか、線は本当に大事で外さない!と思ったところにのみ引きましょう。
線が引かれまくったテキストは、もはや混乱するだけです。
すぐに線を引きたくなる人は情報の取捨選択が苦手な人です。
間違えたところは、ラインマーカー引いて、別の色のペンで波線を引いて、文字を囲って……といったようなテキストの強調で、ポイントを再チェックできたような気がしていませんか?
それらの行為は、テキストの強調・確認では無く、辛口で言わせて貰えばテキストのデコレーション、装飾です。
つまり、ほぼ意味がないということです。
必要なのはきちんとした理解
否定ばっかりしてくるけど、テキスト何度読んでも解説読んでも間違えちゃうんだから、暗記するしかないじゃない!と、思った方。
それってつまり、理解ができてないから間違えてしまうのでは?
解説やテキストを何度読んでも間違えちゃうということは、解説やテキストの内容だけでは理解ができないということです。
その場合は、一歩踏み込んで該当箇所に取り組みましょう。
点の情報を増やして線で繋ぎ、ストーリーとしての矛盾を無くすのです。
【解説】点の情報を線で繋ぐ方法
まず、イメージしやすように例え話を入れます。
外国人のAさんとBさんが、日本の昔話の始まりと終わりを結びつけるテストの勉強をするとします。
Aさんは範囲の物語の始まりと終わりをセットにして、①桃が流れてきたら鬼退治に成功する②おじいさんが竹を取りに行ったら姫が月に帰る③若者が亀を助けたらおじいさんになる……と言ったように覚えました。
Bさんは範囲の物語を読んで、重要な場面をかいつまみ、要約した物語として記憶しました。
どちらの記憶方法が行政書士試験に向ているでしょうか?
どっちが正しい、間違ってるという話ではありません。ただ、一度間違ってしまった時に、自分の積み重ねた記憶へ信頼が一気に崩れるのはAさんのやり方です。
短期記憶や、記憶する範囲が狭い場合は、Aさんのやり方の方がいいかもしれません。
もちろん、このやり方で長期記憶できるものはそれでもいいでしょう。
しかし、
あれ、桃が流れてきたらおじいさんになる?
いやいや、桃が流れてきたら月に帰る?
と一度混乱すると正解を見出す術がありません。
何度も間違えてしまうということは、この混乱状態が続いているということなのです。
一方、Bさんのやり方であれば、混乱してもストーリーを追っていけば正解に辿り着けます。
情報をわざわざ増やすなんてもっと混乱するのでは?と感じますが、決してそんなことがないのはお分かりですよね。
桃が流れてきたら、どうして鬼退治に成功するのか。「ももが流れてきて、中から桃太郎が生まれて、鬼退治に行って、成功する。」1.2個情報が増えるだけで、始まりと終わりの繋がりがすんなりと記憶に入ります。
それは、自分がそのストーリーに矛盾を感じず、納得できているからです。
人によっては、
なぜ、桃から人間の赤ちゃんが生まれてくるのか?理解ができない。。納得いかないわー
という人もいるでしょう。
そればかりは、
なぜいい内容も悪い内容も「処分」って言葉を使うんだ!納得いかない!
と言っているのと同じことなので、無理にでも納得して覚えてもらうしかありません。
若干横道にそれましたが、なんとなく、
私が言いたいことが掴めてきていると願います。
つまり、なぜ自分が混乱しているのかを分析し、その混乱を解くための情報を追加し、矛盾のないストーリーとして、間違えた箇所を理解し直すのです。
では具体的な手順の説明に入ります。
手順① 図解する
図解というと難しく感じるかもしれませんが、こんなイメージです。
まず、該当の問題の問いと答えをまとめて、紙に書きます。
解答に沿って正しい答えを書くだけです。
わかりやすいように具体例を書きます。
問
利害関係人、当事者の配偶者および一定の親族、処分庁に所属する職員は主宰者にはなれない
答え ○
不正解です。
となった場合。解説を確認すると、
主宰者には利害関係人、当事者の配偶者および一定の親族の場合はなれないが、処分庁に所属する職員は主宰者にはなれないとの規定はない。
なんて書いてあったりします。
その場合、
主宰者
利害関係人、当事者の配偶者及び一定の親族→✖️
処分庁の職員→○
と書いておくのです。
手順② 解説の言葉を噛み砕く
まず、解説の言葉を自分の言葉に置き換えてみましょう。
置き換えられない箇所はありませんか?解説に書かれた用語は全て自分のものになっていますか?
まず、100%自分の言葉でその解説をさらに解説してみます。そこで、自信を持って置き換えられなかったもの、曖昧になっていた部分などがあれば、そこがどこだか判るように印をつけておきましょう。
100%自分の言葉にというのがポイントです。
引き続き上の例で見ていきます。
利害関係人、当事者の配偶者および一定の親族は主宰者になれないが、処分庁に所属する職員は主宰者になれる。
利害関係人って誰のこと?当事者って誰?主宰者って何?処分庁ってどこ?
それを全て説明できて初めてここで言っている”100%自分の言葉”になるのです。ここがポイントです。
そこで100%自分の言葉にできないはずなので、次に進みます。
手順③ 自分が間違える理由を探る
★そもそも理解できていなかった場合
もしかしたら手順②でほぼ解決する場合もあります。上の例のように、掘り下げていったら実はそこまでの理解が深まってなかった。ということであれば、その部分を調べて、情報「点」を集めます。
★何かと勘違いしている場合
上のように掘り下げていくと、あやふやだったところが露呈します。
上の例に倣えば、「主宰者というのは行政手続法における聴聞を行う人のこと。行政不服審査法の審査請求に出てくる審理員の条件とどうやら勘違いしているらしい」といったことが判明します。
何と勘違いしているかを分析し、どうして勘違いしてしまったかもしっかりとクリアにしなければいけません。そこに必要な情報を集めておきます。
☆原則から外れた例外の場合(番外編へ)
これは手順3に進まずに終わるので、ここでは一旦割愛します。また、後で解説しますね!
手順④ 図解に情報を書き込む
聴聞の際の当事者のいい分を聞いてあげる人
↓ ↑ 審査請求人と違って、こちらからアクションせずに呼び出される
主宰者
利害関係人、当事者の配偶者及び一定の親族→✖️
処分庁の職員→○
聴聞とは?→不利益処分をする際に、寝耳に水的な厳しい処分の場合に、当事者の話を一応聞いてあげようと儲ける場 ※行政手続法で規定
↑誰が?
その不利益処分を下す予定の処分庁が。
→だから、当然処分庁の職員は主宰者になれる
●審査請求における審理員 基本審査庁の処分に関わっていない職員がなる。公正・公平性が求められることから基本処分庁の職員がなることはない。※行政不服審査法にて規定
あつめた情報を関連するところに紐付けながら書き記していきます。
手順⑤ ストーリーに矛盾がないか確認
全ての情報を含めるとわかりにくくなるので、まず、本筋と違うところは省きます。
上の例でいう●は省きます。
また、利害関係人・配偶者・親族は❌というのは頭に入っているので、省きます。
混乱していた場所や、曖昧だった箇所を中心にまとめてみましょう。
流れが滞りなく、かと言って寄り道の多い流れではなく、無駄のない美しいストーリーにします。
行政手続法で定められる聴聞の主宰者は、「処分庁」が不利益処分を下す「前」に、救済措置として直接話をする場を設けているので、当然処分庁の職員は主宰者になりうる。
※公正・公平の下で審査する必要のある行政不服審査法の審査請求の審理員とは別物!!
みたいな内容をノートの図解の下にまとめて、矛盾のないストーリーに仕立てていくことで、すんなりと理解ができ、内容が頭に入るはずです!
手順② 番外編
☆原則から外れた例外の場合
さて、割愛した例外問題。
これは厄介なのですが、基本は単純記憶するしかないです。つまり、丸暗記。だから、手順③には進みません。
なぜ例外なのか、軽くネットで調べてみてもいいかもしれませんが、ここは単純記憶知識と割り切って、ゴロでも歌でもなんでもいいのでこじつけてさっさと頭に入れてしまいましょう。
なぜ例外なのかわかっていないと解けないような応用問題はまず出ません。割り切りも大事!!
ただ判例の例外が問われた問題は、一歩踏み込まないとそれが例外なのかすら判断ができません。例外だとわかっておかないと、問われやすい原則の問題でも混乱してしまいます。
私は一問一答でこの手の例外に混乱させられたことが多くありました。同じ項目の別のページで似たようなことを問われて、自信満々で答えると、違う!数ページ前ではこの答えであってたじゃん!みたいな。
しかし、解説にこの判例は例外で、原則はこれです。と書いてあるものはほぼないと思います。
少なくとも、私は出会えませんでした。
それでも、必ずいつの判例かは解説に載っているので、判例集や、信用できるサイトなどで調べてみましょう。
基本的に、結論が違う判例が両方載ってる場合、「今までと違う結論を出したけれども、判例変更したわけではない」と裁判所が言ってる場合です。判例変更されていれば、される前の解釈の成否を問われることはほぼあり得ません。
どちらも問われているということは、
原則は今まで通りなんだけど、今回は類い稀ない特別な事情もあり、解釈を曲げている、違う解釈をしている・結論を出している、から例外として考えてね。
というメッセージなわけです。
なので、2つの事件の登場人物、背景などを押さえつつ、どの解釈がどう違うことで、その2つの問題の答えが変わってくるのか調べて、それを覚えましょう。
※よく出る判例集などにその判例が載っていない場合は、過去に1回出たかもしれないレベルのCランク問題の可能性もあるので、捨ててしまっても良いかも。
ただ、モヤモヤを抱えたまま勉強するのはイヤだ!というならその判例をネットで検索し、該当するものを調べてみても◎
どちらにしても時間がかかるので、個人的おすすめは……
解説を見て元となる判例がそれぞれ別だとわかった場合、原則の判例を問うている問題文と、例外を問うている問題文とを読み比べて、キーワードを見つけます。
このキーワードが使われてる時は、原則だ!こっちは例外だ!と結びつけて記憶するのが良いでしょう。
ある種、上のAさん的なやり方ですが、問われる可能性で考えても、Bさん的なやり方で納得して頭に入れる時間がもったいないかもしれません。
ルーズリーフを活用しよう!
間違えた知識や、問題集を解いてる中で新たに得た知識などをまとめるノートを作っておくのはおすすめです!
あれ、最初に間違えたところまとめノートだめって言ってなかった?
はい。ただ回答丸写しの間違えたところを集めただけのノートはダメっていう意味です!
つまり、上記のやり方で美しいストーリーになっているものを間違えやすい個所としてまとめノートに加えることは積極的にやりましょう!
そして、その際に、ノートよりも、ルーズリーフを活用すること!
今見てきたように、繰り返し間違える問題は、より深い理解にするために情報を足して整理しているうちに、別の項目の新たな知識や、重要事項が見えてきます。
例えば、先ほどの例なら行政手続法をチェックしていたら、行政不服審査法の内容と混ざっていたのとがわかりましたよね。
項目ごとに、要注意事項や、重要なことはカテゴリまとめておいた方が、混乱しません。
その際に、ノートだと、どうしても後から追加した知識は、ペタペタと付箋で貼るか、別項目の後ろに書くことになります。
しかし、ペタペタと付箋が貼ってあって、その付箋の下にも大事なことが書いてあるとなると読みにくいし、付箋がどこかへ行ったら大変です。
また、カテゴライズされないノートに乱雑に情報が載っていては混乱のもとです。
ルーズリーフならば、インデックスに、行政手続法、行政不服審査法などと書いておけば、どんな順番で追加の知識が来てそれをまとめても、きちんとカテゴライズできます。
また、既に書いてある箇所に対する追加事項なら、このようにルーズリーフを切って該当箇所の近くに挟むことも可能!
とっても便利なので、ぜひ、ルーズリーフで間違ったことで得た知識や重要なことをまとめてみてくださいね^_^
さあ、今回は繰り返し間違えてしまう問題を95%解消する方法をご紹介しました。
どこがわからない原因かを探り、必要な情報を集め、それを矛盾なく綺麗につなぐ
具体的なやり方をお伝えしましたが、伝わったでしょうか??
とにかく、繰り返し間違える問題は、解答を丸暗記では解消しません。
ぜひ、「なぜ」間違えるのかを突き詰めて、原因を解消してあげましょう!!
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