記述の勉強は一発合格から遠のく落とし穴?!
こんにちは!
無事に行政書士試験合格できました多趣味でアグレッシブなワーママ、かのこです。
さて、本日はさらっと前回お話しした記述の勉強についてお話しします。
個人的には、初挑戦の方は、早くて7月、まあ8月くらいにはちょこっと取り組んでみるといいと思います。自分の現在の実力を図る目安にもなりますよ!
10秒でわかる記事の内容
記述の問題集は書く練習のもの
各出版社より記述問題集が出ていますが、記述問題集にお金と時間をかけるのはおすすめしません。
独学でやった立場からの根拠はこうです。
大体少なくても7割は過去問で構成されていますが、同じ問題が本試験で出ることはほぼありえません。解けないからと解けるようになるまで何度も繰り返しても、5肢択一の勉強の足しになるかなという程度です。
記述の勉強が5肢択一にもつながるから、まだ書けないと思っても記述の勉強を始めましょう
と書いてある問題集は多いです。実際その通りでしょう。しかし、書けるようになるまでそのテーマで勉強しなくても5肢択一って解けたりしますよね。むしろ、5肢択一ではいい線行くのに記述ではなかなか得点できないという人が多いのではないでしょうか?
「5肢択一の勉強にもなるし!」と過去問が主な記述の問題を解いているなら、その時間を5肢択一の勉強に向けたほうがもっと多くの範囲を網羅できます。
かといって、記述の問題を全くやらずに試験に臨むのはリスキーです。
なので、記述の問題は、次の3つの力を鍛えるために利用しましょう!
- 問題から何について聞かれているかを汲み取る力
- 自分の知識から正解を引っ張り出す力
- それを45字内でまとめる力
それ+「部分点の感覚を掴む力」も得ることができます。
最初は②の力がついておらず、記述が書けない!という人が大半でしょう。しかし、意外と③も練習が必要です。そのためには①を正しく理解しておく必要があります。
問題から何について聞かれているかを汲み取る力
問題文をよく読み、登場人物や、その置かれている状況。また、どのような答えを期待しているのか把握します。
それは、知識のあるなしに関係なく、読解力の問題です。
AとBの登場人物がいて、Aが○○できるにはいつまでに何が必要か、と聞かれているのに、Bは・・・と答えたら不正解ですし、いつまでに、に答えていなければ減点されてしまいます。問いの本質の部分には、見落としがないように印をつけながら読む練習をしましょう。
自分の知識から正解を引っ張り出す力
ここでは、このことかな?と目星をつける練習から始めましょう。わからなくてもすぐ答えを見ず、テキストの中から答えを探してみましょう。目星もなかなかつかない場合は、一度解説を読んで、何についてきかれているかを確認し、その部分のテキストを読みましょう。5問程度問題を読んでみて、全て目星がつかないようなら、もう一度5肢択一や一問一答に集中してから再チャレンジの方がいいかもしれません。
それを45字内でまとめる力
テキストを見ながらでもよいので、まず、自分なりに書いてみましょう。
字数を気にするとかけなくなるので、まずは正解だと思う内容をそのまま書いて見ます。
次に、解答と照らし合わせて、自分の内容と解答の字数がどこで節約されているかチェックします。別の言葉で置き換えられているのか、余計な修飾語や接続語が入ってしまっているとか、自分の文章が長くなってしまう理由を掴みましょう。
そのように練習していると、知識も頭に入りやすく、また、45字以内に書く練習になります。
問題文には40字程度の表記があり、記入欄のマスは45字です。つまり、絶対に45字以内にいれなければなりません。大体答えは38字から42字くらいに収まります。それより短い答えの場合、何が抜けてしまっている可能性が高いので、問題を見直しましょう。
よく、”答えが書けないなら、解答を書き写すだけでも勉強になる”ようなことが書かれていますが、個人的には無意味なのでお勧めしません。
目の前に答えがあるのに、集中して考えながらそれを書き写すとこはほぼ不可能です。
絶対に書き写す間で、その行為は記憶の定着ではなくただの作業となります。
そもそも、例えば英単語だって単語カードで繰り返すことで覚えられるのに、こんな長文を一度書き写した程度で定着する知識はありません。
しかも、ただ書き写してるだけなのに、ものすごい達成感と、すごく勉強した感だけ残ります。
記憶にはほとんど定着していないのに!
そんな勉強は時間が無駄なだけでなく、危険です。
正直、そんなやり方で10問解くなら、調べながら1問解いた方がよっぽど意味がありますし、他の勉強に時間を回した方がいいでしょう。
コメント